なぜ不安は思考の前提になったのか

不安と脳の仕組み

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不安が「思考の前提」になっていることに気づいた

自分の思考の根底が不安だったと認めた時、
「不安が性格の問題ではないかもしれない」
という視点にたどり着きました。

なぜ自分はいつも心配事ばかり考えてしまうのか。
なぜ気楽に安心することができないのか。

不安が常に自分の思考のベースとして存在していたのは、
働き始めた頃からなのか、
それとももっと昔からなのかははっきり分かりません。

ただ思い返してみると、
自分はいつも「最悪のパターン」を避ける為に考えていました。

仕事が順調に進むように先回りして段取りをする。
問題が起きないように事前に対策を考える。

一見すると真面目な準備のようですが、
その思考の出発点はいつも

「もし何か起きたらどうしよう」

という不安だったのかもしれません。

そう考えとき、
自分の思考の多くが
「心配から始まる思考」に結びついていたことに気づきました。

そもそも、自分の思考の根底が不安で出来ているのではないかと気づいたきっかけについては、こちらの記事で書いています。
→ 自分の思考の根底がほぼ不安からできていたこと

なぜ不安はここまで手放せなかったのか

不安感とは、
実際に危険があるかどうかではなく、
脳が「危険かもしれない」と判断している状態だと言われています。

例えば

・なにも起きてないのに不安になる
・理由をうまく説明できない不安

こうした感覚です。

しかし、不安は決して悪いものだけではありません。
この不安があったからこそ、
危機回避として役に立っていた可能性もあります。
大きな問題が起きなければ
「結果オーライ」で終わります。

そうした経験が積み重なることで、

「不安で考えること=うまくいくための方法」

として、自分の中に少しずつ刷り込まれていったのかもしれません。

実際、私はよく
「みんなが上手く動くにはどうしたらいいのか」
「問題点はどこにあるのか」
と考えていました。

その結果、
上司からは頼られることもあったと思います。

しかしその一方で、

不安で考える自分は=ちゃんと仕事が出来ている自分」 

というイメージが、

無意識の中で結びついていた可能性もあります。

もしかするとそれは、
自分を少し犠牲にした働き方だったのかもしれません。

不安が当たり前になった環境を振り返ってみる

ここまで考えてきて、
もう一つ気になったことがありました。

それは、
この不安は一体いつから当たり前になったのか
ということです。

はっきりとしたきっかけが思い出せません。

ただ、これまでの仕事や生活
(お金・人間関係)を振り返ってみると、

・先回りして考えること
・問題が起きないように心配すること

こうした行動が求められる場面は
とても多かったように思います。

何か起きてから動くよりも、
起きる前に対処しておく。

そうやって動いていると、
周りからは
「よく気がつく」
「頼りになる」

と言われることもありました。

その評価は、確かに嬉しいものでした。

でも同時に、
不安を感じて考え続ける状態が“普通”
になっていったのかもしれません。

さらに周りを見渡してみると、
自分と同じように細かく心配したり、
先のことまで考えて動いている人は、
それほど多くありませんでした。

誰かが気づかなければ、自分がやるしかない。
自分が考えておかないと後で困る。

そんな感覚が、
いつの間にか当たり前になっていました。

「心配しすぎる自分」ではなく、

「自分がやらなきゃ回らない」

そう思うことで、
不安を抱え続けることにも理由がついていたのかもしれません。

不安をなくそうとしなくていいと気づいた

不安感について調べたり、
自分の思考や行動を振り返っていく中で、
ある時ふと、少し違う考え方にたどり着きました。

それは、

不安を無くさなくてもいいのではないか

という感覚でした。

これまでの自分は、
不安を感じるたびに

「こんなことを考える自分はダメだ」
「もっと楽に考えられたらいいのに」

と、不安そのものを否定しようとしていました。

ですがよく考えてみると、
不安があったからこそ

  • 先のことを考え
  • 問題を防ぐ準備をし
  • 大きなトラブルを避けてこられた

そんな場面も多かったはずです。

不安は敵ではなく、
自分を守るために働いていた面もあった。

そう思えた時、

不安を無理に消そうとするよりも、
「今、自分は不安を感じているな」と
一歩引いて自分を眺めることの方が大切なのではないかと感じました。

不安に振り回されるのではなく、
不安を前提にしすぎない。

ただそれだけでも、
思考の重さが少し軽くなった気がします。

不安があってもいい。
ただ、それが自分のすべてを決める必要はない。

そう思えるようになったことは、
自分にとって大きな変化でした。

不安に気づいたことで見えてきたこと

今回、自分の思考の根底に
「不安感」があることに気づいたことで、

これまで当たり前だと思っていた考え方を
少し距離を置いて見ることができました。

不安は、性格の問題でも弱さでもなく、
脳が自分を守ろうとして働いていた結果かもしれない

そう捉え直せただけでも、
自分を責める気持ちはだいぶ減ったように感じます。

不安を完全になくそうとしなくていい。
ただ、
不安を「思考の前提」にし続けなくてもいい。

そう思えたことは大きな気づきでした。

まだ不安がゼロになったわけではありません。
これからも考えすぎたりする日や心配する日もあると思います。

それでも、

「今、自分は不安を感じているな」

と気づけるだけで、
選べる行動や考え方は少しずつ変わっていきます。

この気づきは、
これから自分自身と付き合っていく上での
大事なスタート地点なのかもしれません。

不安に気づいたことで、自分の思考のクセを少しずつ客観的に見ることができるようになりました。ただ、不安は気づいただけではすぐには消えませんでした。

その理由については、

次の記事で「脳の疲れ」という視点から整理しています