脳を休ませるって、結局どういうことだったのか

不安と脳の仕組み

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前回の記事では、
不安が消えなかった理由は、
性格ではなく「脳の疲れ」だったと気づきました。
不安が消えない理由は脳の疲れだった

そもそも自分が、
不安ベースの思考だったと気づいたきっかけ
こちらの記事で書いています。
自分の思考の根底がほぼ不安からできていたこと

では実際に、
脳を休ませるってどういうことだったのか。

自分の体験を振り返りながら、
少し整理して書いてみようと思います。

休もうとしても、実は全然休めていなかった

今振り返ると、
自分は「休んでいるつもり」になっていただけでした。

脳が常に警戒モードのまま過ごしていると、
いつの間にか眠れない状態が続くようになっていました。

睡眠時間は、だいたい4時間くらい。
眠っても2時間おきくらいに
「はっ!」と目が覚めてしまう。

体は横になっているのに、
頭だけがずっと起きている感覚でした。

眠前薬を処方してもらったこともあります。
でも、どこか抵抗があって、結局1日でやめてしまいました。

その代わりに、
「自分はショートスリーパーなんだ」
と納得しようとしていました。

さらに、休日でも
「休んでいいはずなのに落ち着かない」
そんな感覚がずっとありました。

なぜか休日の方が睡眠時間は短く、
仕事がある日よりも頭が冴えてしまうことも多かったです。

自分の趣味で早起きする時は問題ないのに、
仕事のことになると、
「大丈夫かな?」
と考え始め、気づけば不安要素を探している。

不安が思考の最優先になっていて、
寝ようとしても頭の中はずっと動き続けていました。

休もうとしているのに休めない。
眠ろうとしているのに眠れない。

この状態のままでは、
脳が回復できていなかったのも無理はなかったのだと思います。

脳を休める=何もしない、ではなかった

当時の自分は、
「脳を休ませる=何も考えないこと」
だと思っていました。

だから、

  • 横になる
  • 早く寝ようとする
  • スマホを見ないようにする

そんなことは意識していました。

でも実際には、
何もしていない時間でも
頭の中はずっと動いていました。

  • このままで大丈夫かな
  • 明日の仕事は問題ないかな
  • また何か起きるんじゃないか

体は止まっているのに、脳だけが先回りして
未来の確認作業を続けている感覚です。

「休もう」としているのに、
内側ではずっと見張りを続けている。

これでは、
いくら時間を取っても
脳が休まらないのも無理はありませんでした。

ここで気づいたのは、
自分に必要だったのは
「何もしない時間」ではなく
「警戒しなくていい状態」

だったということです。

安心できていないままでは、
休もうとしても脳はオフにならない。

脳を休ませるというのは、
行動を止めることではなく、

警戒を解く方向に向かうこと

だったのだと思います。

自分にとって「安全」と感じられる瞬間

不思議なことに、
「よし、休もう!」
と思った時よりも、
ふとした瞬間に力が抜けることがありました。

何かを達成した時でも、
問題が完全に解決した時でもありません。

「今日はここまでやったな、よくやった!」
そう思えた帰り道や、
特に理由もなく

「今は大丈夫かもしれない」
「ここまでやってたら問題ないな。」

と感じた時です。

その瞬間は、
頭の中の確認作業が止まり、
呼吸が少し深くなるのが分かりました。

安心しようとしたわけじゃない。
頑張って前向きになったわけでもない。

ただ、
「今この瞬間は、危険じゃない」
そう脳が判断した感覚でした。

振り返ってみると、
自分が安全だと感じられたのは、

  • やるべきことをやったと自分で認められた時
  • 誰かの期待から一度離れられた時
  • 「ちゃんとやってる」と自分に言えた時

そんな、ほんの短い瞬間でした。

脳を休ませるために必要だったのは、
長い休暇でも完璧な環境でもなく、

「今は見張らなくていい」と
脳が納得できる瞬間

だったのだと思います。

この感覚が少しずつ増えていくにつれて、
不安はゼロにはならなくても、
以前のように
常に張り付いているものではなくなっていきました。

まとめ:不安を消そうとするより、脳を休ませることだった

不安が消えなかったのは、
自分が弱いからでも、考え方がネガティブだからでもありませんでした。

ただ、脳が長い間ずっと
警戒し続けて疲れていただけだった。

休もうとしても休めなかったのは、
「何もしない=休息」だと思い込んでいたからで、
実際には脳はずっと見張りを続けていました。

そして、
脳が本当に休めるのは、

何かが完璧に終わった時でも、
問題がすべて解決した時でもなく、

「今この瞬間は安全だ」と
自分で認められた時

だったのだと思います。

不安を無理に消そうとしなくていい。
前向きにならなくてもいい。

まずは、
「今は見張らなくていい時間」を
少しずつ増やしていく。

それだけで、
不安は背景音のように薄れていく感覚がありました。

次回は、
自分が実際にやって効果を感じた
「脳に安全だと伝える具体的なやり方」
について書いてみようと思います。